「芝浜」 桂三木助(3)

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年末ですから、「芝浜」を聴き比べてみたいと思います。
まずは、「芝浜」と言えばこの人、三代目桂三木助師匠の音源から聴いてみましょう。

当時は三木助師匠以外、他の人が「芝浜」を掛けなかったという逸話が残っているほどです。

師匠の噺として特徴的なのは、芝の浜で時間を潰す間の独り言ですね。
後日比較を行う、古今亭のパターンとここが大きく違っています。
(詳しくは、後日)

それと拾ってくる金は82両もあります。

ちょっと「芝浜」のリアル感について、考えたことがあります。
50両という設定でも、一分銀、二分銀ということと、濡れた財布ということで、その重さは1キロ近くになります。
それを懐に入れて、しかも濡れて、ヌルヌルしているような皮の財布を懐に入れて走るかな?。
自分だったら、魚を仕入れて入れる予定だった天秤の桶に入れて持ち帰ると思います。

それにしてもこの噺のサゲは秀逸ですよね。
野暮なので、それは言わずに止めておきましょう。
その台詞を師匠はサラリと言いのけてます。
結構、タメル人多いですよね。

「崇徳院」 桂三木助(3)

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三代目桂三木助師匠と言えば、「芝浜」が有名ですが、季節的なこともあり、それはまた旬の頃に取り上げるとして、今日取り上げるのは「崇徳院」です。

音源は、キングレコードの「落語笑事典(12)恋愛噺」というタイトルですが、既に廃盤になっているようです。
全15枚のシリーズで、黄金期と言いましょうか、その当時の名人・上手が得意とする噺のカテゴリー別にタイトル付けられています。
三木助師匠は「恋愛噺」ということで、この「崇徳院」と「芝浜」が収録されています。

聞き所は、お湯屋や床屋をさまよい歩く、熊さんの様子ですね。