開口一番

落語ブームもいつの間にか終わってしまい、今さら感は否めませんが、名人・上手の師匠たちの落語音源を改めてCDで聞くことで再評価しようというサイトです。
Amazon等での購入やTSUTAYA等でのレンタルで是非楽しんで下さい。
このサイトから音声が聴こえたり、ダウンロードするものではありません。

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今日の主任

「富久」 金原亭馬生(10)

41vF1DQ5ATL

前回の予告通り、「富久」の聴き比べ、その2は先代の馬生師匠です。
なんと、「一丁入り」の出囃子で高座に上がる、貴重な音源の1つと言えるでしょう。
あいにく、いつの録音のものかは確認できていませんが、馬生師匠が一丁入りを出囃子に使っていたのは、本当に最晩年のしかも数ヶ月とのことです。
声の方は、まだしっかりしています。

噺の方はって言うと、マクラらしいことをあまり語らずに、噺に入ってしまいます。
噺自体は毎度おなじみのままですが、初めてこの噺を聴くには、マクラでの伏線やら予備知識の説明などがあった方が分かりやすいです。

あまりにもサラリとサゲの言葉を言ってしまうこともあり、初心者向けではない、音源と言えます。

この噺はやはり12月に掛けるものでしょうから、亡くなる前年である1981年〈昭和56年〉の12月の録音ではないかと推理してみました。